損切りのコツやタイミングを具体的にチャートの実例で解説【株式投資】

投資

ど~も

お餅ROIです。

 

皆さんは、損切りを上手く使いこなせますか?

 

実は株式投資において、一番辛くて難しいことの一つが【損切り】です。

基本中の基本でありながら、なかなか難しいのがこれです。

 

本日は、具体的にチャートも用いて解説して生活の応用まで発展させてみようと思います。

 

その前に、ひとつ質問をします。

 

あなたは映画を観に行ったら上映10分でつまらないと気が付きました。

どの様に対応しますか?

 

では、いきましょう。

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損切り

損切りとは、株式投資の用語の一つです。

購入した銘柄を今すぐ売ったら、確実に損をすることが分かっている状態で売却することをいいます。

 

例えば、100万円で買った〇〇が一か月後に80万円になりました。

20万円を損することが分かっていて売却するのです。(100万円 - 80万円 = 20万円)

質問とアンケートの結果

では、冒頭での質問を詳しくお聞きします。

 

あなたは1,800円払って、2時間の映画を観に行きました。

上映開始10分で、その映画がつまらない事に気が付きました。

以下の三択から、あなたは、どの選択肢を選びますか?

 

1最後まで観る

2少し観て出て行く

3すぐに出て行く

 

直感でいいので選んだ方から、次を読んでください。

 

この質問内容は、29人の方から回答を頂けました。

ご協力いただいた方ありがとうございました。

アンケート結果の割合としては、選択肢の1が86%、2が7%、3が7%の人が選びました。

つまり、27人中25人が1の【最後まで観る】を選択したことになります。

 

選択肢1を選んだ人は、この様に考えました。

それは、チケット代に1,800円払ったのだから、元だけは得ようと思い、お金を無駄にしないようにしました。

 

選択肢2と3を選んだ人は、この様に考えました。

それは、せめて残りの時間だけでも無駄にしないようにしました。

 

つまり、選択肢2と3を選択した人は、チケット代1,800円を損切りしたと言うことです。

選択肢1を選んだ人は、そのままだらだらと、つまらないと分かっているのに映画を鑑賞しました。

よって、損切り出来ていないのです。

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損切りのルール化

まず損切りはするには、ルール化すると言う考え方があります。

 

これが初心者や初級者は考えやすいと思います。

 

具体的には、株式投資で買った銘柄の何%下がったら必ず売却すると決めておくのです。

目安としては、5~10%を推奨します。

10%が上限の根拠

10%が上限の根拠は、簡単です。

リカバリーし易いからです。

 

例えば、100万円で買った銘柄が10%値下がりして90万円になりました。

ここで、損切りしました。

次に手元にある90万円で新たに買った銘柄が10%値上がりして99万円になりました。

つまり、10%の上下の変化でほぼ元手の100万円になります。

 

次に20%ではどうでしょうか?

100万円で買った銘柄が20%値下がりして80万円になりました。

ここで、損切りしました。

次に手元にある80万円で買った銘柄が20%値上がりして96万円になりました。

80万円を100万円にするには25%の値上がりが必要です。

(80万円 × 1.25 = 100万円)

 

つまり、上げ幅が5%多く必要なのでリカバリーし難いです。

 

よって、10%を上限として、初心者や初級者は5%程度を設定するのがいいのかと思います。

ちなみに利確は、損切りの設定の2倍程度でいいですよ。

例えば、損切り10%ならば利確20%です。

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損切りのテクニカル分析

損切りのテクニカル分析は、チャートを用いて解説していきます。

ちなみに移動平均線は、黄色5日、赤色20日、緑色60日で設定しています。(意味不明な方は無視してください)

 

まず右端から2番目の陽線の終値で、この銘柄を購入したと仮定します。(終値1,436)

 

直近2週間程度の下値が1,357なので、これよりも下がったら次にどこまで株価が下がるか分かりません。

なので、1,357よりも1円だけ下値の1,356に損切りを設定して様子見をしてみます。(白色点線)

 

すると、下図の様に株価が上がったり下がったりを繰り返しながら、陽線が連発して出ました。

まずは、ここで利確するか迷いますが、損切りの説明上スルーします。

 

下図の様に数日、様子見をしてみると株価が横ばいになってきました。

なので、損切りのラインを上へ上げてみようと考えます。

 

例えば、直近一か月くらいでもみ合っている株価を白色点線で見たところ1,408でした。

なので、この辺りの数値で損切の設定をし直します。(1,356⇒1,408へ変更)

 

数日間、様子見をしてみると下図の様になりました。

そろそろ欲を出さずに利確するか迷いますね。

とりあえず、静観でいきます。

 

下図の様に数日間、様子を見るとさらに上昇しました。

よって、利確か損切りラインを上昇させようかと考えます。

今回は、説明上、損切りラインを上昇させます。

 

チャートの通り、直近数週間の1,453あたりで横ばっていました。(白色点線)

なので、この辺りを損切りラインに変更します。(1,408⇒1,453へ変更)

 

下図の様に数日間、様子をみると株価が下がってきました。

そして、十字線の安値が1,452だった様なので、この辺りで損切り(利確)されました。

 

ちなみに、その後のチャートは下図の様になりました。

結果的にうまい事逃げきれましたね。

お餅ROI話

今回は損切りについて、ルール化とテクニカル分析を用いて具体的に解説をしました。

私の経験上は、株を買うよりも売るときの方が確実に難しいです。

体感として5倍程度難しいです。

なので、とても参考になったかと思います。

良ければ、以下は買うコツです。

初心者の株を買うタイミングを解説【4分の1投資法】

 

そして、損切りの知識は実生活にも応用ができます。

例えば、映画でしたよね。

 

では、サラリーマンとしてはどうでしょうか。

勤めている会社は、ブラック企業だと分かっているにも関わらず、定年まで働き続けることは悪手ではありませんか?

 

他にも、人間関係はいかがでしょうか。

結婚相手や友人との今後の生活です。

 

他にも、家にある物はいかがでしょうか。

買ったのに着ていない服や家電製品などなどです。

 

損切りは株式投資の基本中の基本です。

実は、実生活においても基本中の基本の考え方なのです。

 

良ければ以下も参考にしてください。

米国株のEPSや売上高やコンセンサス予想を確認する方法を具体的に解説【決算発表】

サブスプリクションやSaaS銘柄が若者におすすめの株式投資な理由を解説

缶コーヒーを我慢してサラリーマンがお金持ちになれるのかの検証結果を解説

参考になったら嬉しいです。

ではまた。

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