どーも
お餅ROIです。
2022年8月に合格率9%前後の難しいと言われる電気主任技術者第三種の試験を受けてきました。
今回は、理論と電力と機械と法規の4科目を一発合格しようと目指していました。
なので、全科目の感想をお伝えします。
では、いきましょう。
電験三種 令和4年上期の難易度の感想や所感を解説【理論 電力 機械 法規まとめて列挙】
電験三種 令和4年上期の難易度の感想や所感を解説【理論 電力 機械 法規まとめて列挙】します。
簡潔にまとめると、理論と電力が簡単で、機械は鬼難しい、法規は難しいと感じました。
今から科目ごとに詳しく解説していきます。
電験三種 令和4年上期の難易度の感想や所感を解説【理論と電力】
令和4年上期の理論の科目合格率は17.1%で、電力は20.0%だそうです。
この合格率の低さや実際に受験してみて不合格だった人は、この様に発言する事が想定されます。
発言内容は、いや・・・難しいって・・・自分は何時間も勉強しているのに合格点の60点をとれなかったし・・・科目合格率も低いよね・・・?
上記の様に発言するのです。
これに関しては、私が断言します。今回の試験問題は、余裕で簡単です。
まず、難易度の高い資格試験に挑んでいるのだから難しいのが当たり前です。
普通なら全く解いたことがない様な奇問難問が出題されるのが当たり前の資格試験です。
しかし、勉強さえしていれば今回の試験問題は、点数をとらしてくれる問題が多発していました。
具体的には、過去問と全く同じ問題が出題されていました。(数値さえいじっていない問題や解答番号さえ同じ問題です)
それにも関わらず合格出来ないのは、努力不足にほかならないです。
正直私は、理論と電力の2科目とも合格率35%前後の高さだと思っていたので、結果が20%の低さだったことに驚きました。
所感としては、理論と電力は、総じてA問題がとても簡単でB問題は初見なら難しい。しかし、過去問と全く同じ問題が出題されたので、勉強さえしていれば得点できたはずです。
普通は電験三種は100点満点をとる人は、ほぼいない試験です。
しかし今回の理論と電力は、満点取る人が結構いましたよね。つまり簡単だったのです。
例えば、理論で一番難しい分野は間違いなく電子回路です。
しかし、出題はされたが選択問題だったので逃げきれましたよね?
例えば、電力で一番難しい分野は間違いなく海水を用いて冷却する火力発電の計算問題です。
しかし、出題されてないし確実に点数をとれる抵抗とリアクタンス、力率の問題がB問題でていましたよね。
基本的に電験三種と言う試験は三角形を書いて、有効電力や無効電力を求める問題は得点源にしなければいけません。
合格点を獲得する人は、ここは得点出来て当たり前だと口を揃えて発言するはずです。
TAC株式会社の理論 講評を参照
試験お疲れ様でした。例年よりも計算問題が多く、時間配分が非常にシビアだったかと思います。また、少しのタイムロスが命取りとなり、一つ一つの問題に多くの時間をかけられない中、回路計算問題をしっかり解けるかがポイントでした。また、問題の難易度の幅が大きく、前半は比較的得点しやすい問題が多く、後半は過去問題でもあまり見ない問題が多かったため、前述の時間配分も含め、問題の取捨選択が重要となりました。特に問7などは、図の見た目が複雑で、中々手を出しにくい問題だったかと思いますが、実際に解いてみると意外と簡単に解くことが出来るものもあり、まずは手を動かして解いてみる、解けそうに無ければ次に進むという判断力、また、過去問題演習をどれだけこなしてきたかが重要な試験となったと思います。一方で、問8などはTACのレベルチェック模試でも出題されたような点の取りやすい問題であり、例年通り、比較的簡単な問題で得点することを心がける必要がありました。選択問題は問17を選択された方が多いと思いますが、こちらも過去問題をしっかり解いていればある程度解答できるレベルの問題でした。総じて皆が落とさない問題をしっかり取ったうえで、余った時間でどれだけ計算問題を確実に解答できたかが合格ラインに達するかの分かれ目となった試験でした。データリサーチの結果を見ると、正答率が30%を下回った問題は、問13のみとなりました。その他、問6は(2)と(3)で回答率が二分されており、多くの受験生の方が迷われたかと思います。一方で、正答率が70%を超えたものは問2,4,5,7,8,9,15(a),17,18(a)という結果でした。回答すべき問題が多く、過去問題をしっかり実施し、どの問題を解くべきかの判断力を磨かれた受験生皆様の受験対策の成果が発揮された結果だと感じます。また、データリサーチ上の平均点は58.9点でした。データリサーチはおおむねボーダーライン付近と思われる方の登録が集中し、少々高めの点が出ることが多くなりますが、データリサーチに参加してくださった方々はレベルが高かったと思います。試験の難易度からしても昨年同様合格基準点は公表通りになると考えられます。
要約すると前半は簡単で後半は難しいので、問題を取捨選択して効率よく解かないといけないと言っています。
なので、時間が足りない可能性があると言っていますね。
これに関しては、参考として私は65分程度で問題を全て解答し終えました。
残り時間は、自信のない問題やケアレスミスなどが無いか等を再度解き直して試験終了でした。
TAC株式会社の電力 講評を参照
試験お疲れ様でした。今年は、知識問題で若干迷う問題がありましたが、全体的に標準的な問題が多かったように思います。テキスト等で知識を入れ、過去問を解くということを繰り返してきた方ほど解けたのではないでしょうか。特に、問4,10,16(a)などはTACのレベルチェック模試で、問2,5,15,16(b)などはTACの公開模試で出題されている内容ですので、これらの模試を受験されていた方には、解くことができたかと思います。また、問6や問14などは確信をもって回答するのが困難な問題だったかと思いますが、こちらもテキスト・過去問題を通して内容を理解していれば選択肢を絞ることができたかと思います。計算問題も、過去問題と大きな違いは無く、単位に気を付けて解答すれば得点できるかと思います。いずれにせよ、過去問題に全く無いような内容も無く、解ける問題をしっかり取れていれば合格には近くなる試験でした。データリサーチの結果を見ると、正答率が30%を下回った問題は、問14のみとなりました。問14は(1)か(3)で回答が二分されていましたが正答は(4)と、判断に迷う、正答しにくい問題だったかと思います。一方で、正答率が70%を超えたものは、問2,3,7,8,9,10,11,13,15,17という結果でした。正答率が70%を超えたものだけで60点得点となり、テキスト等による知識のインプット、過去問題演習をしっかり行うという基本的なことを確実に行い試験に臨まれた結果だと思います。また、データリサーチ上の平均点は64.3点でした。理論同様、データリサーチに参加してくださった方々はレベルが高かったと思います。比較的得点しやすかったことからも合格点は公表通りとなることが予想されます。
要約すると、合格出来て当たり前と言っていますね。
これに関しては、全くの同感です。
参考として私は40分程度で問題を全て解答し終えました。
そして、再度一番最初の問題から全て解き直しました。
それでも時間が15分程度余ったので、トイレに行ったりうつ伏せて寝ていました。
電験三種 令和4年上期の難易度の感想や所感を解説【機械】
令和4年上期の機械の科目合格率は6.9%だそうです。
合格点を60点から55点に引き下げても、この低さです。
機械に関しては、鬼難しかったと思います。
参考としてSNSでアンケートをした結果を伝えます。(アンケートに回答して頂いた方ありがとうございます)
質問内容は、電験三種令和4年の機械の試験問題のレベルは過去問と比べて難易度はどうか?です。
116票の回答を頂き、簡単だった11%、並レベルだが22%、難しかった29%、鬼難しかった38%でした。
難しかった以上の解答が過半数以上のアンケート結果ですからね・・・さすがに難しいで良いでしょう。
鬼難しかった理由は、単純に点数をとらせてくれる問題が少なかったからです。
機械とは基本的には、直流機、変圧器、誘導機、同期器の計算問題で点数を稼ぎ、残りは自分の得意分野で点数を取得する。
出題範囲が多く難易度が高いので、この様に対策して突破するのが通例だったと思います。
しかし、今回は点数をとり易い直流機、変圧器、誘導機、同期器をA問題の文章の設問で出題され難しかったです。
さらに、受験生が苦手な電子回路と情報の分野をB問題に出題してきました。
なので、絶対の自信をもって解答できた選択肢が少なかったと思います。
今回の試験内容は、出題者からの挑戦状です。
合格できるなら合格してみろ!!!!理論と電力を簡単にしたので、機械で合格率を調整するからな!!!
この様な意図かと思われます。
TAC株式会社の機械 講評を参照
試験お疲れ様でした。全体を通して、かなり難易度の高い科目となりました。標準的な問題が少なく、テキストや過去問題で学んだ内容より更に詳しい内容が多く出題されました。また、直流機の回路計算や、B問題での直流機等の四機に関する問題も無く、その分情報関連の出題が多く、全体の割合としても過去のものとの違いが目立ちました。このような試験では、今まで以上に難問の中から得点できる問題、例えば問5,8,10,11などを見極め、確実に回答できるようにする必要があります。また、選択問題はどちらも比較的過去問題に近い問題でしたので、こちらも回答しなければならないといった出題でした。来年受験される方はまた難易度が上下に振れる可能性がありますので、他科目も含めバランスよく勉強するようにしましょう。データリサーチの結果を見ると、正答率が30%を下回った問題は、問9,15,16(b)となりました。特に、問15(a)などは過去問題で問われる内容と求める箇所が違い、多くの方が(5)を選んだ結果となりました。一方で、正答率が70%を超えたものは、問5,11,14,17(b),18という結果となり、確実に得点できる問題も少なく、その他の問題に関しても、正答率が40~50%前後のものが多く、例えば問1は(4)と(5)、問3は(2)と(5)といったように回答も二分されており、いずれも得点しにくい、非常に厳しい試験であったと思います。また、データリサーチ上の平均点は48.0点と、理論・電力科目に比べて10点以上低下したことからも難問ぞろいだったことがうかがえる結果となりました。試験の難易度からしても合格点は少々下振れすることも考えられます。
要約すると、かなり難しかったので得点できる問題を見極めろ!だそうです。
これに関しては、いや・・・簡単な問題少なすぎて合格点に届かないって・・・w無茶言うなぁ・・・たかが4問でw
参考として私は50分程度で問題をひと通り解答し終えました。
そして、再度自信のある問題を読み返して、問われていることを勘違いしていないか見直し、飛ばした問題を何度も解いてタイムアップでした。
電験三種 令和4年上期の難易度の感想や所感を解説【法規】
令和4年上期の法規の科目合格率は9.4%だそうです。
合格点を60点から55点に引き下げても、この低さです。
法規に関しては、A問題が、ん・・・!?ぇ・・・!?いや・・・知らんぞ。
B問題は簡単な問題が多かったです。
なので、A問題で半分の5問正解して、B問題で4問正解する。
その結果、合計得点が57点程度で55点を突破する。これが今回の合格者の王道パターンだったのかなと予想しています。
TAC株式会社の機械 講評を参照
試験お疲れ様でした。
機械同様、こちらも全体を通して、かなり難易度の高い科目となりました。
昨年に引き続き、標準的な問題がやはり少なく、知識問題では過去問題で出題されたことの無い条文が多く出題されましたため得点することが難しく、計算問題でどれだけ得点できるかがポイントになった試験でした。
知識問題については、問5,8などは過去問題でも出題されたことのある、比較的覚えやすい特徴的な問題なので確実に得点し、また、問1のような一見難しそうな問題においても、文章から回答を推察し、1問でも多く得点できるようにしなければなりません。なお、問8については、TACのレベルチェック模試で同じ内容が出題されました。
計算問題については、問11は判断しにくい問題でしたが、問12、13においては過去問題演習をしっかりこなしていれば解くことができる問題なので、ここで得点を重ねる必要がありました。
来年以降もこのような傾向となる可能性がありますので、今回は出題されなかった電力科目関連問題等も含め、計算問題を確実に得点できるように勉強を進めましょう。データリサーチの結果を見ると、正答率が30%を下回った問題は、問6,7,11(a)となりました。特に、問6は正答番号(1)に対し、(1)を選んだ方は21%、(4)を選んだ方は46%であり、問7も正答番号(5)に対し、(5)を選んだ方は9%、(1)を選んだ方は50%と逆転したのが特徴的でした。一方で、正答率が70%を超えたものは問5,8,12,13という結果で、計算問題含め、回答必須な問題は得点できた方が比較的多かったように思いますが、80%を超える正答率の問題は無く、いずれも試験の難しさを感じる結果となりました。
その他の問題に関しても、正答率が40~50%のものが多く、例えば問3は(3)と(5)、問11(a)は(2)と(3)と回答も二分され、特に条文関連問題は見たこともない条文や判断に困る問題が多く、機械科目同様得点しにくい、非常に厳しい試験であったと思います。データリサーチ上の平均点は47.4点と、こちらも機械科目と同様に、理論・電力科目に比べて10点以上低下したことから難問ぞろいだったことがうかがえる結果となりました。 試験の難易度からしても合格点は少々下振れすることも考えられます。
要約すると文章問題は難しかったので計算問題で得点しろ!来年以降も同じように難しい文章問題が出題される可能性があるから気を抜くな!だそうです。
ぇ・・・!?どこを勉強・・・!?こんな感覚ですよねw
参考として私は20分程度で問題をひと通り解答し終えました。
そして、再度問題をイチから解き直し、時間がかなり余ったのでうつ伏せて寝てました。
どうせ考えても知識問題は知っているか知らないかですからね。あがきようがないですし。
お餅ROI話
今回は、電験三種 令和4年上期の難易度の感想や所感を解説【理論 電力 機械 法規まとめて列挙】しました。
参考になりましたか?
今回私は、令和4年の電験三種で4科目を全科目いっぱつ合格を目指しました。
しかし結果は、理論と電力と機械は合格で法規のみ不合格でした。
2019年に初受験して、理論と電力の2科目のみ受験して2科目合格。(機械と法規は未受験)
2020年に機械と法規の2科目のみ受験して2科目不合格。(理論と電力は科目合格済み)
2020年に不合格で心が折れたので、2021年は未受験で科目合格が失効。
2022年の今回は(令和4年上期)、試験が年2回になったのでこれは貰ったな!と思い再起して挑戦した所です。
つまり、私は理論と電力は2度も合格していて不合格になったことがありません。
なので、不合格になる人の気持ちがよく分かっていないのですw
こんな簡単なのに合格者が20%程度の低さなの・・・!?って思っているのです。
ちなみに最初に電力の科目を合格した時は、試験開始の1か月前から勉強し始めました。
以下のテキストの過去問を2周しただけで合格できましたからねw
なので、私の中では電力科目は雑魚キャラ扱いですw
ちなみに理論に関しては一度たりとも油断したことがありません。
電気科卒ではないので理論はガチで勉強しました。
また、合格した方法を記事にしてお伝えしますね。
良ければ以下も参考にしてください。
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ではまた。
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