株式投資で全降りしてはいけない理由を解説【株を売却してノーポジションの禁止】

投資

どーも

お餅ROIです

 

近年、株式投資に明るい日差しが向けられるようになってきました。

その理由は単純です。

国や政府が推奨している事と、投資家が儲かっている事です。

よって、その恩恵を得ようと株式投資をやり始めた人が最近は特に多いと予測します。

 

また、現在は株価が右肩上がりの好調です。

つまり、最近始めたほとんどの人は、含み益があり儲かっているはずです。

なので、初心者や初級者は、全ての株式を売却して利益確定することで、プラスの状態で終わりたいと考えていると予測します。

しかし、私はそれを否定します。

その理由を解説していきますね。

では、いきましょう。

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株式を全降りしてはいけない理由

株式を全降りしてはいけない理由は簡単です。

機会損失と税金の無駄の懸念があるからです。

詳しく解説していきます。

なぜ全降りしたいのか?

下図は米国株の代表的な指数【S$P500】の月別パフォーマンスです。

これを見て分かる通り、9月は株価が下落しやすい月です。

 

基本的には、株価は上がったり下がったりを繰り返しながら、動くものです。

しかしコロナショック移行、株価は右肩上がりに上昇してきました。

よって、現在9月なので、そろそろ危ないのではないか?と懸念する人が増えてきている為、利益確定しようと考えている訳です。

全降りしたいと考えるもう一つの理由は、株式投資に詳しい人がSNSを通じて、そろそろ危ないと呼びかけている事です。

ここで言いたいことがあります。

それは、そもそも未来のことなど誰一人として分からないと言う確定の事実です。

神ではないのだから、下がる可能性が高いですよ程度の情報源に過ぎないと思って欲しいです。

 

また、「株は5月に売り9月に買え」というアノマリーがあります。

ここで注意したい事は、利益確定したら税金で約20%なくなってしまいます。

なので、税金の事は意識しておいた方がいいです。

含み損になった時の対処方法は、こちらをどうぞ。

含み損を抱えてメンタルが辛い時の対処方法【株式投資】

トマ・ピケティ氏が唱えた「r>g」とは

『21世紀の資本』の主張では「資本主義の富の不均衡は放置しておいても解決できずに格差は広がっていくと言うものでした。

18世紀まで遡ってデータを分析した結果、「r」の資本の平均年間収益率が年に5%程度であるにもかかわらず、「g」の所得の年間増加率は1~2%程度しかなかったと指摘しています。

よって、「 r > g 」という不等式が成り立つと言うものです。

これを要約すると、自分で働くよりもお金に働かせた方が上昇するスピードが速いですよと言う意味です。

 

下図は米国株の代表的な指数【S$P500】の10年チャートです。

成長性のある所にお金を投資すれば、株価は長期的には上がり続けていくと言うトマ・ピケティ氏が唱えた「r>g」の根拠の一例です。

つまり、株式から全降りすると言う事は、この上昇していく機会をあなた自身で損失していると言う意味です。

しかも、無駄に税金を払って・・・

全降りしようと思っていた人は、なぜ、株式投資をする必要性があるのか?の本質を理解できていなかったと言う事ですね。

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お餅ROI話

本日は、株式投資でどんなにリスクが高くても全降りしてはいけない理由を解説しました。

要約すると、機会損失と税金の無駄の懸念があるからです。

株式投資の初心者や初級者にとっては、学ぶべき所が多かったのではないでしょうか?

 

では、今後の投資戦略として下落するリスクをどう捉えるか?を考える事は大切です。

上記で説明した通り、アノマリーとして9月~10月は下落しやすいです。

わざわざ下落しやすい時なのに、黙ってただ見守っているだけなのは愚策でしょう。

よって、対策をする必要性があります。

 

具体的には、0%か100%かと考えるのではなく、60%とか50%とかそういった柔軟な考え方が必要になってきます。

つまり、株式に投資する割合を100%から0%へ変更するのではなく、半分の50%にだけ割合を落として現金化していくとかです。

または、どこの国や企業の株価が下落したり、上昇したりするのか分かりません。

なので、長期目線でVTなどの全世界株式インデックスに投資するなどの対策をすればいいと思います。

 

この様な対策をすることで、全降りすると言う愚策をしなくて済むと考えます。

良ければ以下も参考にしてください。

株式投資家のランク区分を初心者初級者中級者上級者に能力で定義【レベルの見える化】

下落局面で株式を購入する仕込み時を解説【株式を購入するタイミング】

マンガでわかるバフェットの投資術を要約し内容や口コミを解説【ファンダメンタル分析】

参考になったら嬉しいです。

ではまた。

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