どーも
お餅ROIです。
高圧の単線図を見ていると、遮断器VCBの上位に断路器DSが設置されています。
低圧なら遮断器MCCBブレーカだけなのに、なぜ高圧だけは断路器DSを設置するの？
なぜ高圧負荷開閉器LBSの上位には、断路器DSを設置しないの？
こんな疑問がありませんか。
本日は、この疑問に答えようと思います。
皆の気持ちは分かっています。
いつも通り単純に教えてくれ！ですよね？
では、いきましょう。
【高圧キュービクル】遮断器ブレーカがあるのに断路器ディスコンを設置する理由を解説【元配電盤設計者が明かす】
【高圧キュービクル】遮断器ブレーカがあるのに断路器ディスコンを設置する理由を解説【元配電盤設計者が明かす】します。
まず、こちらが高圧回路の単線図になります。
単線図とは、複数の配線が分かり難いので、一本で（単線）簡潔に表現した回路図にしたものと言う認識で良いです。
ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター 参照
また、高圧はおそらく人間が触れると一瞬で死亡するほどに危険な電圧です。
よって、十分な安全性の確保が必要です。
なので、遮断器VCBを設置する必要性があります。
さて、ここで一つ問題があります。
遮断器VCBをOFFにしました。
画像を見て分かる通り、内部構造は見えません。
本当に接点がOFFになっているか怖くないですか？
万が一、遮断器VCBが壊れていたり、内部の接点がくっついていて実はONしていたら、どうなりますか？
おそらく一瞬で死亡します。
よって断路器DSを遮断器VCBの前に設置するのです。
断路器DSは、人間が目で見て目視して、確実にONしているのかOFFしているのかを判断できるからです。
高圧負荷開閉器LBSの上位には、断路器DSを設置しない理由
高圧負荷開閉器LBSの上位には、断路器DSを設置しない理由は、簡単です。
エネセーバとLBS(高圧交流負荷開閉器)の違いを簡単に解説【元配電盤設計者が明かす】
上記で説明した通り、高圧負荷開閉器LBSはスイッチでしたよね。
高圧負荷開閉器LBSはスイッチなので、LBSを見れば人間が目で見て目視して、確実にOFFしているのを判断できます。
なので、断路器DSはいらないって事です。
よって、ここから言えることは、断路器DSとは高圧負荷開閉器LBSの劣化版と言う認識で良いと思います。
断路器DSは、ヒューズがない高圧負荷開閉器LBS。
これくらい簡単にしておきましょうか。
お餅ROI話
【高圧キュービクル】遮断器ブレーカがあるのに断路器ディスコンを設置する理由を解説【元配電盤設計者が明かす】しました。
参考になりましたか？
まとめると、人間が目で見て分かるようにする為に、設置するのです。
ついでなんで、遮断器ブレーカよりも先に断路器ディスコンをOFFする理由を解説しておきましょうか。
ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター 参照
遮断器VCBをOFFにする時って、どうすると思いますか？
結論を言うと、機械が素早く自動的にOFFします。
では、断路器DSをOFFにする時って、どうすると思いますか？
結論を言うと、人間が手動で操作します。
どう考えても人間がOFFする方が機械でOFFするよりも動作が遅いですよね？
よって、素早くOFFする事が出来ずに、アーク（火花）が飛んで、人が火傷したり、死傷したりする危険性があります。
それを防止する為に、まずは遮断機VCBをOFFする。
そして、確実にOFFしているか心配なので断路器DSを設置して、目視でOFFにする。
お餅ROI is シンプル解答。
良ければ以下も参考にしてください。
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参考になったら嬉しいです。
ではまた。
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