どーも
お餅ROIです
皆さんは株主優待をご存じですか?
株主優待とは、日本独自の配当金とは別に、株主にクーポン券や自社商品を還元するシステムです。
これは初心者や初級者に、リスクが少なく大手企業の優待が貰えるから良いぞ!!!
この様な主張でおすすめしてくる投資方法かと思われます。
しかし、株主優待をメインとした投資方法を否定します。
理由は、単純に割に合わないからです。
これについて解説していきます。
では、いきましょう。
桐谷さんとは
桐谷さんとは深夜バラエティー番組【月曜から夜更かし】で有名になった個人投資家です。
現在71歳の年配者が優待券目当てに、汗だくで必死で自転車で移動している姿が滑稽だと言う表現で話題性を集めました。
実は、桐谷さんはとてもすごい人です。
将棋のプロ棋士七段として活躍し、そこで稼いだ資金を株式投資にまわしました。
2009年には資産が5,000万円を切り、2021年には資産が4億円を達成した男性です。
下図は、日経平均の月足チャートです。
2009年には株価が大底をつけていますね。
なので、例えばニュースや報道で資産が1億円ある人が2009年に5,000万円を切り半額になった。とだけ切り取って伝えると、株式投資怖い・・・リスクがある・・・って考えになりそうですよねw
4億円達成の話は、単純に2009年は日経平均が7,000程度で、2021年は30,000程度なので約4倍です。
資産が5,000万円なので、かける4倍で、これだけで2億円になります。
他にもちょこちょこ追加で、投資していましたよ。ってだけの話ですね。
桐谷さんが優待投資をおすすめする理由
桐谷さんが優待投資をおすすめする理由は、こちらです。
本書でも書かれているかもしれませんが・・・
ボケ防止
健康にいい
歳をとると人と話す機会が減る対策
日本独自の良い制度
この様に主張しています。
要するに、使い切れない優待券を自転車で移動しながら、使用する事で上記の成果を達成しているみたいです。
株主優待投資をおすすめしない理由
株主優待投資をおすすめしない理由は、割りに合わないからです。
成長性が乏しい
おすすめしない理由1点目は、成長性が乏しいからです。
下図の様に日経平均チャートは、上がったり下がったりを繰り返しながら、ようやく過去の高値の水準まで達成しつつあります。(1997年以前もご自身で確認ねがいます)
この上図に対して、外国株式のチャートもご自身で比較してみてください。
例えば米国株の指数のS&P500とかです。
ずっと右肩上がりのチャートに見えるかと思います。
キャピタルゲインを狙うのが基本
おすすめしない理由2点目は、キャピタルゲインを狙うのが基本だからです。
配当金狙いのインカムゲインは、あくまでも副産物だと捉えています。
もしも、あなたが稼ぐ力があったり、大量の資金があるならばインカムゲイン投資はいいかもしれません。
しかし、大半は1,000万円さえ株式投資に資金を入れる事の出来ない弱者だと想定しています。
インカムゲインなど所詮は、高くても8%程度の配当金が貰えるだけの投資方法です。(税金は無視)
例)1,000万円 × 8% = 80万円
年間80万円程度の少額で、何十年かけてお金持ちを目指すつもりですか?
1億円を目指すなら、残りの9,000万円 ÷ 80万円 = 約113年です。
人間の寿命が1万年とかあればいいですが、所詮は長くても100年程度です。
よって、おすすめしません。
優待券はインカムゲイン
おすすめしない理由3点目は、優待券はインカムゲインなので、上記の説明によりおすすめしません。
さらに優待券は、配当金よりも割に合いません。
例えば、優待券で会社が5,000円の自社製品を株主に与えるとしましょう。
その結果、利回りが10%です。
これは、めちゃくちゃ高く感じる為、評判のいい銘柄の様な気がします。
ズバリ!これって、原価いくらですかね?
おそらく5,000円 × 20~30% = 1,500円未満だと思いますよ。
利回りが5,000円で10%の設定だったので、株価は50,000です。
1,500未満 ÷ 50,000 = 3%未満
利回りが3%未満なら、大した事ない気がしませんか?
元本リスクは常にある状態ですよ。
お餅ROI話
本日は、株主優待でおなじみの桐谷さんが推奨する投資方法をおすすめしない理由を解説しました。
初心者や初級者にとっては、学ぶ事が多かったのではないでしょうか?
勘違いして欲しくない事は、桐谷さん自身は素晴らしい人だと言う事です。
まずプロ棋士になっただけで頭が良いです。
そして、資金を貯金ではなく投資すると言う考え方を昔からしています。
周りのほどんどの人が貯金や預金をしているにも関わらずです。
良ければ以下も参考にしてください。
リスクとリターンを考えて投資をした賢い人でしょう。
では、今回の要点をまとめます。
優待券とは、日本企業が編み出した独自の苦肉の策です。
なぜなら、株主還元を高くしていますよ!感を出しているにすぎないからです。
まるで株主に多くを還元せずに、表面上だけ多くを還元しているかのように錯覚させて、内部留保しているとしか思えません。
つまり、株主還元をコストだと捉えて企業の利益のみを重視した株主還元の乏しい戦略です。
よって、株主は割に合わないので、おすすめしません。
単純に桐谷さん自身の本業での稼ぐ能力が凄すぎます。
その結果、優待投資が良い様な気がして錯覚してしまいそうになるだけです。
勘違いしない様に!
良ければ以下も参考にしてください。
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参考になったら嬉しいです。
ではまた。
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