どーも
お餅ROIです
なぜか分からないが学生から就職先の人気が高い職業・・・
それが公務員です。
その中でも、市区町村の役場で事務職員として働くのが大人気の日本の労働環境です。
近年では、教師(公務員)の採用募集をハローワークで集めたりしています。
その時に採用条件を見ると、休日日数が不明なのに気が付きませんでしたか?
これが、なぜなのかを今回はお伝えします。
では、いきましょう。
市役所の年間休日日数は何日でなぜ数値を採用条件に掲示していないのかを解説【元公務員が明かす】
市役所の年間休日日数は何日でなぜ数値を採用条件に掲示していないのかを解説【元公務員が明かす】します。
なぜ数値を採用条件に掲示していないのかは、具体的な数値が分からないからです。
例えば、ある市役所の採用条件を見たら以下の様に記載がありました。
休日休暇
週休二日制により、一部の交替制勤務部署を除き原則として毎週土曜日及び日曜日は
休みとなります。有給休暇:年次休暇・・・・年間20日
特別休暇・・・・結婚休暇、忌引休暇等
※ 休暇制度などは市の条例が適用されるため、条例の改正により変更となる場合があります。
上記を学生時代の私が見たら、こう思います。
・・・ん!?・・・さっぱり分からないぞ・・・w抽象的やなぁ・・・と。
市役所の年間休日日数は何日なのか
市役所の年間休日日数は何日なのかは、以下の計算式で求められます。
その年の【土日祝日】+【夏期休暇3~5日】+【有給休暇:最大20日】-【不測の事態】=●●日
この-【不測の事態】が厄介なので採用条件に具体的な数値を掲示出来ないのです。
ちなみに公務員は、初年度からずっと有給休暇は20日スタートです。
使えるかどうかは別として、この様なルールです。
良ければ以下も参考にしてください。
【土日祝日】
【土日祝日】は、例えば2022年度は何日あるのかをカレンダーで確認しました。
すると、120日でした。
なので、だいたいどの年度も120日程度なのでしょう。
【夏期休暇3~5日】
【夏期休暇3~5日】は、役所で決められた半年程度の期間内に取得する休暇制度です。
ここでの注意事項は、決められた長期休暇がないってことです!!!
自分で上司に頭を下げて休暇を取得しなければいけないのですよ!!!
ちなみに、会社員なら会社が設定した夏期休暇があります。
そして、【夏期休暇3~5日】はその市区町村の役場で日数が違うのです。
なので、採用前に事前に職員に確認する事をおすすめします。
簡単な判断方法もあります。
それは、規模が大きいかどうかです。
基本的には、市区町村の役場は暗黙の了解で序列があります。
具体的には、政令指定都市⇒中核都市⇒市役所⇒町役場の順番です。
政令指定都市は夏期休暇が5日あるのに、たいていの市役所は3日が多いと思います。
【不測の事態】
【不測の事態】とは、選挙、祭り、消防隊、防災訓練、成人式、町内会、地震、台風、津波、噴火などです。
つまり、行事や自然災害の多発で出勤日数が格段に跳ね上がります。
【選挙】
【選挙】は、衆議院、参議院、市長、県会議員などがあります。
分かり易く言うと、国、県、市区町村の代表を数年ごとに選び直します。
なので当たり年になると、違う選挙が同じ年に重なり休日出勤します。
例えば総務課だった私は、平日月曜日から金曜日まで通常業務を行い、土日のAM6時~AM2時まで働き、また平日月曜日から金曜日まで通常業務を行っていました。(12日間連続勤務)
基本的には、いつ選挙があるのかは確定事項なので予定は立てやすいです。
しかし、衆議院解散だけは突発的にやられるので注意が必要です。
【祭り】
【祭り】も注意です。
観光や祭りに力を入れている地域は、この様な行事に強制参加させられます。
例えば、はだか祭りやだんじり祭りなどは若手職員は強制参加だと思います。
さらに、給与の支給がない無償奉仕だと思いますよ。
良ければ以下も参考にしてください。
公務員試験の面接でボランティアをした経験や体験を面接担当者が聞く理由を解説【元市役所職員が明かす】
なので、夏期休暇が5日で多いと思い政令指定都市を選択したら、祭りがたくさんあって出勤日数が多いパターンもありえるので注意してください。
具体的に、祭りの時にやる事は駐車場整備とゴミ拾い、交通誘導です。
【消防隊、防災訓練】
【消防隊】は、消防士とは別に地域ごとに有志で集まった人の集団です。
これは、若手職員はほぼ確実に強制参加させられます。
休日の訓練や仕事おわりの飲み会に参加するだけではなく、冬期休暇の年初にどこかのグラウンドに集まって行進や放水訓練を行います。
この地域の消防隊から、若手職員が逃げきれる方法もあります。
それは、勤めている市区町村の近隣の土地に移り住むことです。
自治組織の防衛隊員なので、その土地に住んでいる人が欲しいのです。
よって、この方法で逃げ切れる可能性がかなり高いです。
ちなみに、私もこの方法で逃げ切りましたw
しかし、デメリットもあります。
それは上司や総務課などから、チクチク言われることです・・・
【防災訓練】は、地震、津波などの自然災害を想定した訓練を休日に集まってやります。
これは、入社一年目の職員が強制参加でやらされます。
早くしろ!と先輩に怒鳴られながら汗だくだで奉仕して、先輩から偉そうに注意や改善策を聞いてから帰宅すると言う流れですw
当然、無償奉仕です。
【成人式】
【成人式】は、広報担当の部署の人が必須で参加です。
簡単に要約すると、せっかくの年末年始に誰か分からない人の成人式を祝いに行くのです。
具体的には、参加者の入場チェック、駐車場の整備、交通誘導、写真撮影などです。
この撮った写真を役所のホームページや市民だよりに掲示することになります。
お餅ROI話
今回は、市役所の年間休日日数は何日でなぜ数値を採用条件に掲示していないのかを解説【元公務員が明かす】しました。
参考になりましたか?
まとめると休日日数は、その年の【土日祝日】+【夏期休暇3~5日】+【有給休暇:最大20日】-【不測の事態】=●●日です。
【不測の事態】が何日かが予想不可能で、担当部署によって変化します。
なので、具体的な日数が不明なのです。
参考としては、私が総務課の1年目の時は103日程度しか休暇日数がなかったと思いますよ。
【有給休暇:最大20日】については、男性は取得するのが下手ですねぇ。
そして、女性は取得するのが上手い印象がありますねぇ。
年配のおじさん上司が若い女性職員に甘いって言う日本の労働環境に問題点があることも確かですが、若手の女性職員は年末年始の長期連休に有給休暇をフルに使い、3週間程度のヨーロッパ海外旅行に行く人も結構いました。
注意事項
注意事項は、年間の休暇日数が多いと勘違いする愚か者が多発することです。
良いですか!?
年間の休日日数は、その年の【土日祝日】+【夏期休暇3~5日】+【有給休暇:最大20日】-【不測の事態】=●●日です。
なので、最大日数で考えて公務員は優遇されていると勘違いするのです。
例えば2022年度なら、【土日祝日120日】+【夏期休暇5日】+【有給休暇20日】=145日も休暇がある!!!!とかです。
ここで注意なのは、休暇日数が多くても意外と公務員は連休が少ないっていう事実ですよ!!!
例えば、直近のゴールデンウィークを見てみましょう。
世間の長期連休がある人は、9連休や10連休だ!と言われています。
しかし、市区町村の役所は、3日休んで、1日出勤して、3日休んで、1日出勤して、3日休んで、5日出勤して通常の生活に戻る・・・です。
【1日出勤して】の所に有給休暇を使えばいいだけやろ!?と言う反論がきそうですね。
それに対して反論します。
申請できるなら、やってみろ!ですねw
基本的には若い女性職員以外は、至難の業だと思った方が無難ですよ。(日本の労働環境が悪いのが原因)
そして、仮に有給休暇を取得しても注意事項があります。
それは、休暇中にも私用の携帯電話に問い合わせがかかってきます。
これの処理をする必要性があるので、ご注意ください。
これらの事実を聞いた上で、就職先や転職先の候補にしてください。
私は真実をお伝えしました。
良ければ以下も参考にしてください。
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参考になったら嬉しいです。
ではまた。
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